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日本から出て行った難民?③

 アメリカに移住した彼らが本当に難民だったのかといったことはさして重要ではありません。(インターネット上の情報によれば、より“難民らしく”見えるように炭小屋を自宅だと偽った申請者もいたそうです。)ここで重要なのはかつて日本にも難民庇護制度を手段として利用していた時期があったということです。今日の出入国管理ではいかにして「真の難民」だけを正確に保護し、本来の目的を偽って入国してくる「偽装難民」を排除するかが重視されています。しかし、かつて我々自身がそうであったように、一口に難民といっても、実際には多様な動機、目的を持っています。本国における政治的迫害から出国先も選べずに一目散に逃げてきた人もいれば、本国における迫害を先進国への移住のためのパスとして利用する人もいます。あるいはまったく迫害などの事実が存在しないにもかかわらず滞在の手段として難民認定申請をする人もいますし、逆に迫害から逃げてきたのに難民申請をしない/できない人だっています。
 「難民であるということ」と、「難民庇護制度を利用すること」、そして「移住先でやろうとすること」は常に連動するわけではありません。通常移動の理由や目的は極めて複合的であり、移民が複数の動機(例えば“迫害からも逃れたい”し“豊かにもなりたい”など)に基づいて渡来することは珍しくありません。このような人々をどのように扱うかは難しい問題ですが、少なくとも「難民だからこうあるはずだ」といったモデルケースを策定してしまうことは避けるべきです。
 かつて“難民として”国民を送り出してきた日本が、今は逆に流入する“難民”を偽装難民でないかと疑いの目で見ています。もちろん流入する庇護希望者の中には、明らかに難民ではない人もいるでしょうし、難民性があっても国家が庇護するほどではない人もいるでしょう。しかし当初から有るべき難民の姿というものを想定し、そこに引っかからない多種多様な人々を“難民ではない”と断定してしまうのはやや尚早です。日本人にも色々いるように、難民も色々いるわけです。そのような多様性を踏まえた上で、個々のケースを柔軟に解釈することこそが理想なのではないでしょうか。
(次回は8月11日です。)

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